皆さんこんにちは。
今回はタイトルの通りLAN工事のお手伝いをさせていただきましたのでお話させて頂きます。
工事概要
今回はとある公共施設のLAN配線の入替え(カテゴリ5eからカテゴリ6a)に伴うLANケーブルの通線とコネクターの接続をお手伝いをしてきました。
元請さんが通線したケーブルにコネクターを接続するのがメインでしたが、通線もお手伝いしてきました。
コネクターの接続は15年くらい前にしたことがあり、その時は線をキレイに伸ばしてやらないと上手く圧着出来ませんでしたが、最近のコネクターは構成部品が細かい反面、線の入れ間違えの防止やキレイに圧着できるようになっているので作業的には楽でした。
ではコネクターの接続を紹介したいと思います。
コネクターの接続
ではコネクターの接続について紹介していきます。
ケーブルの被覆むき
今回通線したカテゴリ6aのケーブルはカテゴリ5eと比べて太い(断面積は3倍くらい)ので狭い所を通線するのは大変ですね。
ただ被覆を剥くと中に線のサポートが入っているので線が傷つきにくい構造になっています。
専用の被覆剥き工具をケーブルに挟んでクルクルと回して被覆を切断したら被覆を剥きます。
すると中から線とサポート(配線中央の黒いもの)が出てきます。
このサポートはコネクター接続には不要なので根本で切断して、よじれている線を真っ直ぐにほぐします。
ここまで出来たら次の工程へ進みます。
線の並べ替え
次は線を指定の色通りに並べ替えてコネクター圧着の下準備をします。
上の写真を見てもらうと、私の左手の人差し指の辺に透明な部品が線にまぎれていますが、この部品が線を指定の色に並べ替える(振り分ける)為の部品になります。
この部品を使うことにより線の振り分けが非常に楽に行なえます。
振り分けられたらコネクター圧着用の部品をセットします。
今度は色付きの線の中央にまた透明な部品がありますが、この部品がコネクターのサポートになります。
昔のコネクターはこのサポートがなかったので、コネクター圧着の時には線が指定の場所に入らなくてイライラした記憶がありますが、これは事前に指定の場所を作れるのでイライラしません。
コネクター挿入と圧着
あとはコネクターを挿入して指定位置まで押し込めば加工は完了で、最後にコネクターを圧着して完成です。
専用の圧着器でコネクターを圧着すれば完了です。
線の一次側と二次側にコネクターを接続したら専用の試験装置でコネクターが正常に加工出来たか(線の入れ間違えや断線の有無)を試験して、異常がなければコネクター接続は完了です。
あとがき
最後までご覧頂きありがとうございます。
今回はLAN工事の応援で、通線とコネクター接続をさせていただきました。
ぶっちゃけコネクター接続は説明書(外国語)があるのでそれの図やイラストを見れば(文字は読めまくても)なんとなくわかるようになっているのでとりあえず確認してみましょう(笑)
あと線の振り分けも「ストレート」と「クロス」の2種類があるので事前にどちらでコネクター加工するかを決めておきます。
今回は「ストレート」でした。
ただ、構成部品が透明かつ細かい(小さい)ので目がよくない人はちょい大変な作業になるかと思います。
私は目を細めながら格闘しました(笑)。
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