皆さんこんにちは。
今回は表題のとおり、連結送水管の整備(送水口と逆止弁の交換)のお手伝いにいってきましたのでお話したいと思います。
送水口の整備
まずは連結送水管の送水口の整備から紹介していきます。
今回の整備では、送水口内の内部逆止弁の不具合と、主管逆止弁の不具合があったのでその逆止弁の交換と、経年劣化していた送水口周辺の機器交換を行いました。
いきなりですが、前面化粧パネル等は外して逆止弁ユニットを外している写真です(作業開始前の写真は忘れました)。
写真の左側はすでに逆止弁ユニットを外した状態で、右側はこれから外すところです。
ユニットの外し方はメーカーから専用の工具を調達してありますのでそれを使い、半時計回しに回すと外れます。
ユニットを外すとこんな感じになっています。
なかなか内部までは見られないのである意味貴重だと思います。
この写真は外した逆止弁ユニット(写真右側)とこれから取り付ける新品のユニット(写真左側)です。
ユニット中央にあるバネで逆止弁を常時押し付けて流れを一方通行にしていますが、古いユニットはゴムの劣化により水を遮断できないので今回交換になりました。
写真の様な治具を用いて逆止弁ユニットを取り付けて、その上に化粧パネルを取り付けていきます。
今回は立売堀さんの連結送水管ですので、詳しい部品相関図は立売堀さんのホームページで確認できます。
あとは送水口のフタを取り付けてこちらの整備は完了です。
次は送水口のすぐ先に付いている逆止弁の交換を行います。
逆止弁の交換
次は逆止弁の交換を行います。
写真は逆止弁の交換前になります。
この防火対象物の連結送水管は屋内消火栓と配管兼用になっていますので、主管が100Aになっています。
まずは水抜きをして既設の逆止弁を外していきます。
いきなりですが既設逆止弁は外して、フランジに固着した古いパッキンをケレンしています。
今回はEPDMではなくシートパッキンを使用しますので、なるべく古いパッキンをキレイにしてから逆止弁取り付けを行います。
逆止弁取り付け圧力かけたらパッキンの所から水漏れしたなんてことがないようにしておきます。
フランジがキレイになったら逆止弁を向きに気をつけて取り付けます。
ボルトを締める時は皆さんご存知かとは思いますが、対角に締めていきます。
2人でボルトの締めを確認出来たら逆止弁の交換は終了です。
最終確認
今回交換するべき部品は全て交換できましたので、最終確認として送水口から水を送って圧力をかけて逆止弁や送水口から漏水が無いか確認して、大丈夫なら作業終了です。
今回は送水口から約1Mpaかけましたが漏水はありませんでした。
あとがき
最後までご覧頂きありがとうございます。
今回は某ビルの連結送水管の整備のお手伝いをさせていただきましたのでお話させていただきました。
部品交換のみでしたので、そんなに苦戦せずにすんなり終わることができました。
ですが、水抜きや圧抜きをしっかりと行ったのを確認して作業を開始しないと事故の元ですので複数人で確認しあいます。
交換した部材も同一型番、同一メーカーですので、工事ではなく整備として行うことができました。(部品交換に際して新たな設計が不要である作業)
ただ部品交換を行っても、新たな設計が必要になる交換作業は工事に該当しますので気を付けたいところです。
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コメント
いつも見てます。
今後も楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
皆様により良い情報がお届け出来るように頑張ります。