誘導灯の交換してきました

皆さんこんにちは。

先日某ホテルの誘導灯の器具交換をしてきましたのでご紹介したいと思います。

改修工事は楽しいけど書類と図面作成は大変だよねの巻。

工事開始

では早速交換していきます。

器具の交換の際には必ず専用回路(ブレーカー)を開放して検電をしてから始めましょう。

避難口誘導灯 交換前

まずは避難階段前にある特殊大型避難口誘導灯(40w1灯)の器具を交換していきます。

既存誘導灯のすぐ近くに点検口があるので新設誘導灯の支えを入れるのも楽です。

避難口誘導灯 交換中

なんでもそうですが既存の物を外す(撤去する)のは簡単ですけど、今回は改修工事なので不必要な部分まで調子に乗って外してしまわないように気を付けます。

既存の器具が外れたら「リニューアルプレート」と呼ばれる固定具&化粧板を取り付けて新設の誘導灯器具をその固定具に固定をして電源を入れて完了です。

避難口誘導灯 交換後

写真で見ると簡単そうに見えますが、ここで使用したリニューアルプレートを固定するのに基本は「吊りボルト(全ねじともいう)」を使用して固定する仕様になっていますので、既存で使用していた吊りボルトが痛んでいなければ再利用して、腐食等が進んでいて再利用ができなければ新しい吊り金具と吊りボルトを用いて固定します。

この吊りボルトを交換したり位置の修正に点検口が無いと非常に苦労するので、この場所は比較的ラッキーな場所になり、交換作業もはかどりました。

 

交換2か所目

では次の誘導灯を交換していきます。

避難口誘導灯2か所目 交換前

こちらの避難口誘導灯ですが皆さん写真をパッとみて既存誘導灯が天井からの配線&固定だと思いますか?それとも壁から配線&固定だと思いますか?

私は天井から配線&固定だと思っていました。

正解は…

避難口誘導灯2か所目 交換中

配線及び固定は壁だったでした。

元請けさんが点検&調査を行い、リニューアルプレートが天井直付けの物が来ていたので急遽壁直付けのリニューアルプレートを手配して作業を行いましたが、万が一天井から吊りボルトで固定だった場合は点検口がないのである意味ラッキーでした。

壁はコンクリートなので専用のドリルとビスで固定して完成になります。

避難口誘導灯2か所目 交換後

既存の誘導灯よりもリニューアルプレートが小さい為すこし汚れが目立ちますが、ここの場所は従業員専用フロアでお客さんの目に触れないので施主さんにはOKもらっています。

 

交換3か所目

それでは次の場所を見てみましょう。

避難口誘導灯3か所目 交換前

この器具を交換しに来た時に、この器具を取り付けた方すごいな~と思いました。

それは器具の幅が廊下の幅といっぱいいっぱいであることや、器具の取付を天井ではなく壁と柱で固定しているので、器具の選定や固定方法などよくがんばったなーというのが第一印象です。

避難口誘導灯3か所目 交換中

写真でもわかりますが、既設の器具は左側の柱と右側の壁(両方ともRC)のアンカーボルトで固定されており、固定するの大変だったろうなぁと一考。

避難口誘導灯3か所目 交換後

この場所は客室のフロアで、交換箇所がお客さんの目に触れるので、柱と壁の色違いは後日塗装屋さんにきていただいて塗装していただきました。

この場所も近くに点検口があったので作業は楽でした。

 

あとがき

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回は某ホテルの誘導灯の改修工事についてお話させていただきました。

誘導灯の交換には電気工事士の免許が必要になりますので、交換の際には有資格者が行うようにしましょう。

改修工事が終わったら今度は設置届などの事務作業がありますが、特に図面の用意と編集が一番の鬼門で施主さんが図面を持っていてくれれば良いのですが、そんなことはなかなかなく委任状もらって所轄消防に行って図面をコピーさせてもらってという工程が発生する為、ある意味改修工事において一番大変な部分かと思います。

所轄消防によっては図面の縮尺をしっかり保持した図面(館内図などの図面不可)を要求したりしますので、CADなどを使って図面作成や編集を行う手間がありますが、今回の所轄消防は顔なじみの担当者さんなのでそんなにキツイことは言いませんが書類は一生残るものなのでしっかり作成及び提出を行いたいと思います。

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