皆さんこんにちわ。
今回はとある駐車場で自動火災報知設備の工事をさせていただきましたのでお話させていただきます。
工事の概要
今回自火報の工事を行った駐車場は、以前受信機が設置されていた建物(別棟)とつながっていましたが、別棟の解体に伴い受信機がない状態になってしまった(総合盤と感知器だけの状態)ので、受信機を設置して幹線を通線し結線して生かす工事になりました。
受信機の設置
まずは受信機を設置していきます。
駐車場に設置するため万が一雨などが吹き込むと受信機が故障しますので、屋外用の格納箱の中に受信機を設置します。
ちょうど駐車場の分電盤の横にスペースが空いていたのでそこに設置しようと思います。
とりあえずBOXが付いたので横の分電盤から専用回路を引っ張ってきます。
電源工事
自動火災報知設備専用のブレーカーを分電盤のブレーカーの一次側から分岐して取り付けます。
以前は一次側から取れなんて指摘されませんでしたが、最近はどこの消防署でも電源は一次側から取ってくださいというのが一般的になりましたので、後々指摘されないようにしておきます。
自動火災報知設備専用のブレーカーを設置しました。
受信機の電源はこのブレーカーから他の負荷を分岐せずに取ります。
受信機設置
途中写真を撮影するのを忘れ作業に没頭していたので、いきなりですがBOX内に受信機がくっついています(笑)
分電盤からの電源線はPF管(二層管)で分電盤からBOXへ配管して通線してあります。
受信機からの幹線はとりあえず長さを見て切断しただけの状態なのでこの後にPF管にて配管していきます。
総合盤の塗装
今回工事している駐車場はそこそこ年月が経っていて、総合盤なども塗装が褪せてきていますので、元請けさんの意向により総合盤を塗装しなおす事になり、それに伴い発信機や表示灯をいったん撤去します。
後日塗装屋さんが来て塗装してくれるのでそれまではこのままにしておきます。
そして塗装が終わったので発信機と表示灯を取り付けました。
キレイになった総合盤に機器を取り付けると機器もキレイにみえますね。
最後の仕上げ
では仕上げをしていきます。
専用ブレーカーは「自火報専用」のシールを貼ります。
設置した受信機の高さを確認して設置届に記入出来るようにしておきます。
機器が全て接続されたので感知器や発信機の試験をして異常がないかを確認しておきます。
消防検査
後日消防検査をして頂き、差異が無いことを確認してもらえたので無事に終了となり、検査済証も発行して頂いたので今回の工事はこれにて完了になりました。
消防署の担当(検査に来てくれた人)も知っている人なのでつつがなく終わりました。
あとがき
最後までご覧頂きありがとうございます。
今回はとある駐車場の自火報の工事をさせていただいましたので紹介いたしました。
感知器や総合盤は既設でしたので受信機を設置して配線のやりくりをするだけの工事でしたが、久しぶりの着工届から届出をしての工事でしたのでいろいろ気を使いました。
独立する前はほぼほぼ消防点検だけしかやっていなかったので久しぶりの届出をだしての工事は新鮮でした。
これからはこのような工事が増えて図面や書類の作成がてんやわんやになりそうですが、頑張っていきたいと思います。
コメント
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