火災通報装置の交換工事

皆さんこんにちわ。

業務多忙により更新が遅れてまして申し訳ありません。

今回は他県の防火対象物で消防機関へ通報する火災報知設備(以下、火災報知設備)の本体交換工事を行ってきましたので紹介させていただきます。

 

工事概要

ある防火対象物(長期間使用されていなかった建物)で、新たに建物を使用するということから各設備の調査を行った所、火災通報装置が使用不能(通報できない)であったので本体交換することになりました。

既設の火災通報装置は旧タイコー製のもので、現在各社から発売されている物と形は同じものになります。

既設の火災通報装置

以前ご紹介した自火報の工事みたいに所轄消防の担当者さんが知っている方なら全然気になりませんが、今回は行ったこともない消防署で未知数ですので担当者さんが厳しくないということを祈ります(笑)。

 

工事開始

工事は形の同じ物の交換になりますので、特に苦労することはありませんでした。

壁はRC(コンクリート製)ですが、既存ビス穴にプラグが入っていますのでそれをそのまま再利用します。

新品のビス穴も既設のものと位置は同じなので、新たに穴を開けたりしなくて済みます。

本体交換中

上の写真の赤く丸い穴がプラグの入ったビス穴になります。

専用電話機への配線と電源線と電話線も既設を使用します。

本体新旧比較

今回使用する火災通報装置はパナソニックの現行品になります。

経年劣化で茶色くなったのか、タバコの煙で茶色くなったのかはわかりませんが、こうして比較すると本体の色が全然違いますね。

後は現行品を固定して配線をつなげれば完了です。

本体交換後

はい終了です。

壁がRCの為新たに穴開けて~なんてしていたら大変な作業でしたので、既設ビス穴を丸々使えるというのはとても助かります。

あとは事前に頼んでいた音声ROMを取り付けて、電源いれて、所轄消防指令台に通報試験を行う旨の連絡を入れたら通報試験を行います。

新品の火災通報装置なのでつつがなく通報試験は終了になりました。

最後に、所轄消防の担当者さんは優しく理解のある方でしたので良かったですし、後日行った消防検査においても特に指摘なく無事に終了することができました。

 

あとがき

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は火災通報装置の本体交換工事について紹介させていただきました。

今回の工事で大変だったことといえば、電話回線の通信種類(DP方式やPB方式)を調べることでした。

火災通報装置の設定もこの通信種類を指定する部分があり、この種類を確認するのにグーグル先生に教えてもらい設定しました。

この電話回線はPB方式でしたが、いろいろな事を教えてくれるグーグル先生には感謝しかありません(笑)。

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