消火栓ポンプ交換

皆さんこんにちわ。

今回の作業は某作業場の消火栓ポンプ交換(ユニットごと)のお手伝いをしてきましたのでお話させていただきます。

 

6人掛かり

今回はポンプ交換ということで、人数を入れての作業になりました。

まずは既設消火栓の水抜きと配管縁切り、電源切り離しを行い、最後にアンカーボルトを外してユニックで消火栓ポンプユニットを吊り上げながら排出します。

ポンプ室は屋外にあり、ポンプの搬出や搬入(据付)はユニックでできたので、その点は良かった所です。

ここまでは、ただバラすだけなので1時間くらいでかたがつきました。

そうしたらポンプ室内をきれいに清掃して、床面にアンカーの位置を墨出ししてハンマードリルで穴開けなどを行っている間に、新消火栓に起動リレー接続の為の穴開けをおこないました。

穴あけの準備

写真は消火栓制御盤の上部に起動リレーを接続する準備として、傷防止&墨出しを兼ねて養生テープを貼り、穴あけの位置を出してホルソーで穴あけを行います。

 

制御盤内部の養生

ですが穴あけの前に、制御盤内部にも写真のように養生しておかないと、切り粉が基盤などに侵入して基盤破損の原因になりますので、しっかりと養生しておきます。

準備ができたら穴あけをして起動リレーを接続&通線を行っていきます。

 

ポンプ設置完了

ちょうど穴あけが終わった頃に、ポンプ室内の墨出しとアンカー穴開けも終わり、ポンプユニットを据付にはいりました。

ユニックで吊りながら徐々にポンプユニットを運搬していき、最後は人力でポンプユニットを所定の位置へ。

あとはアンカーボルトで固定して据付完了です。

で、ここからがポンプ室内が戦場となります(笑)。

配管経路を確認して配管を準備したり、制御盤内の配線(電源線や制御線)の通線と結線、配管ができた所から保温や塗装など、狭いポンプ室内が人間で埋め尽くされます(笑)。

そんな中で私は先ほどに起動リレーを接続して通線と結線をしていました。

起動リレー接続後

起動リレーからの線と、自火報受信機からの配線をポンプ制御盤を経由して通線し、所定の端子に結線していきます。

ちなみに電源線の方は私では接続等できないので、認定電気従事者の資格がある方が行いました。

起動リレーとポンプ制御盤との結線接続は、起動リレーが古いのもあってどの線をどの端子につなげば良いのかいまいちわからずに四苦八苦しましたが、既設ポンプの結線図を参考に結線しました。

既設ポンプの結線図

そうこうしているうちに配管も完了し、電源線、制御線も完了したので、電気室の大元のブレーカーを入れて電圧などを確認していきながらポンプ運転開始。

無事にポンプが規定方向に回転して、性能試験も良好で据付完了しました。

あとは自火報受信機とのやりとりを行い、ポンプ運転信号、呼水槽減水警報、発信機連動の確認も良好でした。

工事完了した消火栓ポンプ

工事完了した消火栓ポンプ

 

あとがき

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回は消火栓ポンプユニット交換のお手伝いをしてきました。

既設のポンプは重くて少しずらすのにも四苦八苦しましたが、新しいポンプは既設のものより一回り小さく重量も軽いみたいで、ずらしたりするのも意外にあっさりいきました。

配管径も一番大きいサイズで50Aでしたので、配管ねじ切りや接続もそんなに苦労しなかったと思います。

でも6人がかりとはいえやるべき作業はいっぱいあるので、作業終了したころには日が暮れていました。

日が暮れるのが早くなったなーとか、認定電気工事従事者の講習を受けてこようかなーと思った一日でした。

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