皆さんこんにちわ。
先日、屋外消火栓の呼水槽交換のお手伝いをしてきましたので紹介させていただきます。
ポンプ室が狭くてパイプレンチが回せないの巻です。
交換前
とある工場の屋外消火栓のポンプ室です。
写真左側のバルブ(流量試験配管)の周辺は特に狭小で、パイプレンチが回せるかどうか微妙な所です。
こちらは横から呼水槽を撮影した写真になります。
呼水槽の逃がし配管接続部付近より泣いている(穴があいて漏れている部分)所がわかるかと思います。
呼水槽も経年劣化により水槽内部が段々と腐食が進行して、最終的に穴が開いて漏水しますので、早めの段階で懸案をあげて交換していただくのが良いかと思います。
交換中
この記事上だと、呼水槽はとてもスムーズに外れた様な感じですが、やはり危惧していた狭小部分の配管を外すのに四苦八苦しました。
そして呼水槽を搬出するのもなんとかすることができました。
まぁ、外すべきものは外れたので、取り付ける準備を行います。
今回交換する呼水槽は、オーバーフロー配管やドレン配管が付属していないタイプなのでSGP配管で施工しておきます。
ポンプ室内が狭小の為、呼水槽設置してからドレンやオーバーフローは施工出来ないので、もうここで寸法測って施工しておきます。
オーバーフロー配管は50A以上と消防法で決まっていますが、ドレンは特に指定がありませんので好きに施工できます。
今回は呼水槽側が25Aだったので、そのまま25Aでドレン配管をつなげました。
ある程度施工と塗装ができたら呼水槽を搬入して固定&配管接続を行います。
交換後
はい、交換完了…といいたい所ですが、ここまで来るのに非常に大変で、狭小部分の配管施工(ユニオン接続など)に苦労しました。
パイプレンチが上手に回せずに少し回してはかけ直しての繰り返しでした。
ですが呼水槽の固定や配管接続は完了して、オーバーフローや給水管、流量配管などからの漏水もなく無事に交換は終了しました。
最後に錆止めを塗れば完了です。配管のねじ部分は錆びやすいのでしっかり錆止めを行いましょう。
あとがき
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回はとある工場の屋外消火栓の呼水槽交換のお手伝いをさせていただきましたので紹介いたしました。
今回の施工においての反省点としては、既存の呼水槽と同じ型番で注文したはずなのに、新品は微妙に寸法がちがっていて(特に高さ)、配管を接続する際に既存の配管寸法で施工すると寸足らずになってしまうというのがありました。
高さが新品のほうが高いので、既存の配管は長さが足りずやりなおしという事態になりました。
とりあえずいろいろ用意していったのでことなきをえましたが、工事や改修にはありとあやゆる部材をもっていったほうが良いことが再確認できた今回の改修でした。
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